愛すべき配偶者・パートナーが自分以外の異性と何度も肉体関係を持っていたら。考えるだけでもゾッとする話ですが、現実に妻・夫の「浮気・不倫」に悩む方はかなりの数いらっしゃいます。
パートナーの浮気に気づいたら、まず何をすべきなのでしょうか。
今回は、配偶者の浮気・不倫に気づいた際にすべきこと、また相手との離婚を求める場合とそうでない場合の対応について、詳しく解説いたします。
Contents
配偶者の浮気に気づいたら?まずはすべき3つのこと
浮気に気づいたらどうしたらいいですか?
ただでさえ精神的ダメージを受ける配偶者の不貞行為。さまざまな感情が噴出する中で、今後の夫婦関係や、諸手続きを冷静にこなすのは難しいでしょう。しかし、それらを乗り越えなければ、相手の裏切り行為に対して泣き寝入りし続けるしかありません。
妻や旦那の浮気・不倫に気づいたら、まずは冷静になって「何をすべきか」を整理しましょう。ここからは、配偶者の浮気行為に対して取るべき、3つの行動について解説いたします。
まずは浮気の事実を確認する【浮気に気づいた時の対処法①】
婚姻すると夫婦の双方に対し「共同生活の維持という権利又は法的保護に値する権利」が与えられ、どちらか一方の不貞行為はそれを侵害するものと判断されます。つまりは浮気・不倫は端的にいえば「不法行為」なのです。そして、浮気された側には損害賠償請求の権利があります。
よく「浮気される方が悪い」や「男なら浮気して当然」などと言う人がいますが、無視しましょう。浮気された側になんら責任はありません。
とはいえ感情に任せて行動してしまうと、浮気された「被害者」であるにもかかわらず逆に慰謝料を請求されてしまう場合もあります。例えば「女性は社会的に立場が弱い存在である」ために、浮気された夫側が不利になってしまうケースもあります。まずは冷静になり、配偶者の浮気についての証拠を集めましょう。
浮気の証拠とは?
浮気の事実を立証するための証拠として、以下が有効です。
(※これらはあくまでも一例です)
- 浮気相手と一緒に写っている写真
- LINEのやりとりのスクショ
- 探偵が作成した調査報告書
不貞行為の証拠を集めるのは、配偶者の浮気が発覚した際にまず行うべきことです。しかしこれには時間も労力もかかります。なぜなら、一切警戒することなく浮気に及んでいるケースは非常に稀だからです。浮気の証拠集めは慎重に行う必要があります。
浮気の証拠集めはあくまでも「冷静」に
近年は浮気調査に使えるさまざまな機器が販売されており、盗聴やパートナーの現在地の把握などが容易に行えます。しかし、浮気の証拠を集めたいと思うあまり冷静さを欠いてしまえば、法的にも不利になってしまうので注意したいところです。
例えば「本人の了承を得ずに」以下のような行為に及んだ場合、犯罪行為に該当する危険性があります。
(※これらはあくまでも一例です)
- GPS発信機を車や私物に取り付ける
- ボイスレコーダーを車や私物に取り付ける
- スマホのロックを外してメールを閲覧・転送する
- SNSのIDを入力する
以上の行為は、プライバシーの侵害、盗聴、ストーカー行為、不正アクセスなどと判断される場合があるため、注意が必要です。浮気調査は、冷静かつ慎重に行うようにしましょう。法的に不利にならないよう、効果的に浮気を調査進めたいのであれば、探偵事務所へ依頼するのがおすすめです。
夫婦関係をどうするか話し合う【浮気に気づいた時の対処法②】
浮気が発覚した場合には、その後の関係をどうするかを話し合って決める必要があります。選択肢としては、主に以下の3つがあります。
- 離婚する
- 別居する
- これまで通りの夫婦生活を続ける
離婚は、お互いの合意があればあとは離婚届を提出するだけで成立します。もし相手が合意しない場合は、証拠を揃えた上で離婚裁判に臨む必要があります。
一方で、一旦別居という選択肢を取って、お互いに距離を置くという方も多いです。注意していただきたいのは、別居する期間。長く別居しすぎると「婚姻関係が破綻している」と判断され、復縁が難しくなります。
慰謝料請求を行う【浮気に気づいた時の対処法③】
慰謝料を請求する場合は、そのための証拠を揃えた上でさまざまな手続きを行う必要があります。またどの程度の相場になるのかも知っておくのが良いでしょう。知識があるに越したことはありません。
慰謝料は、配偶者の裏切りによって傷ついた人にとって、心を癒す方法の一つでもあります。受け取りたい場合は、しっかりと準備しましょう。
慰謝料の相場
浮気に対する慰謝料は、どの程度もらえるのでしょうか?
以下は、慰謝料の有無や請求できる金額を決める要素です。
- 浮気の期間や回数、またはその内容
- 浮気が始まった時の夫婦関係
- 浮気が発覚してからの夫婦関係
- 浮気した配偶者と相手の、責任の差など
- 当事者の資産や収入の程度
- 当事者の学歴、職業、地位など
- 精神的苦痛の大きさを証明づけるもの(医師によるうつ病の診断書など)
これらの要素を踏まえて計算される、慰謝料の相場が以下になります。
- 夫婦関係が継続される:50万円〜100万円
- 離婚する:200万円〜300万円
数字の幅から見てもわかる通り、慰謝料はさまざまな要素によって上下するのです。例えば浮気された側がDVを行っていた場合、慰謝料は減額されます。
慰謝料を左右する一番の要素は、浮気の証拠です。証拠を基にして金額の大枠が決まる場合も多いため、興信所や探偵事務所を利用してしっかりと調査を行うことをおすすめします。
慰謝料請求に有効な証拠集めは探偵事務所に依頼!
不貞行為といういわば被害を受けたのにもかかわらず、十全な証拠を集められず、満足のいく慰謝料を受け取ることができなかった。そんなケースもままあります。
何が法的な証拠として扱われるのか、またどのようにして証拠を掴むのか…解説しているサイトや本はたくさんありますが、経験のない素人がその全てを理解し、実行に移すのは困難でしょう。
やはり、知識やスキルを有しているプロに頼むのが最も確実だといえます。探偵事務所ではプロの調査員が浮気の証拠を掴み、慰謝料請求に有効な調査報告書を作成します。相談は無料なので、予算に上限がある場合はまず無料相談してみると良いでしょう。
配偶者の浮気を理由に離婚したい場合はどうすればいい?
ここからは、配偶者の浮気・不倫が発覚して、これから離婚したいと考えている場合の進め方について解説いたします。
浮気・不倫の証拠を集める
配偶者のどちらか一方が拒否すれば、離婚調停、離婚裁判を行うことになります。浮気・不倫した相手が離婚を拒否している場合、重要なのがその証拠を集めることです。
証拠があれば離婚調停・裁判が有利になり、また慰謝料に関しても請求に役立つことが多いのです。離婚原因が相手にあるのだという証明になるので、証拠をしっかり集めておく必要があります。
すぐに離婚請求を行う
一点、把握していていただきたいのが、不倫した相手から離婚請求が来る場合があるということです。条件はかなり厳しいですが、浮気・不倫をした配偶者から離婚請求される場合があるので注意しましょう。具体的には、次のような要件を満たす場合は注意が必要です。
- 離婚によって精神的、経済的に厳しい状況におかれない
- 夫婦の間に未成熟子がいない
- 別居期間が長い
上記の要件を満たす場合には、早めに離婚請求を送るべきです。離婚を決めたらすぐに行動することをおすすめします。
財産分与・親権について決める
持ち家などの不動産、または夫婦共通の財産・金銭がある場合には、どのように分けるかを話し合う他ありません。不倫による離婚の場合、具体的にどうなるのかご紹介いたします。
持ち家に関しては売却せず、浮気・不倫した元配偶者が変わらず住み続け、評価額の半分を支払う、といったケースもあります。いずれにせよ話し合いによって決まるので、言い負かされて不利な条件を飲む羽目にならないよう注意しましょう。
浮気に気づいたけど、離婚したくない場合はどうすればいい?
ここからは、配偶者の浮気・不倫が発覚したものの、離婚したくないと考えている場合の進め方について解説いたします。
互いに離婚したくない場合
離婚するか否かはまず当事者間の話し合いによって決定し、どちらかが納得できない場合には離婚調停・裁判の結果によって決まります。
つまり離婚したくないと双方が思っている場合には、当然ながら無理に離婚する必要はありません。
浮気・不倫していた配偶者がきちんと反省し、「もう二度としないと約束してくれた」ことを理由に離婚せず元の生活に戻る方も少なくありません。
離婚しなくても慰謝料請求できる?
知っておいていただきたいのが、「離婚しなくとも慰謝料を請求できる」という点です。
離婚にまで至らなくとも、信頼する配偶者の裏切りは精神的に大きなダメージを与えるものです。浮気・不倫された側には、慰謝料を請求する権利があるのです。
配偶者のみならず、浮気・不倫相手に対して慰謝料請求を行うことも可能です。手口が悪質だと、配偶者よりも浮気・不倫(未遂)相手への請求が高くなる場合もあります。
浮気した側が離婚を切り出すこともある
浮気・不倫した側が離婚を切り出す場合もあります。前述の通り、以下の要件を満たす場合には認められるので、注意しましょう。
- 離婚によって精神的、経済的に厳しい状況におかれない
- 夫婦の間に未成熟子がいない
- 別居期間が長い
上記の条件を満たせばで婚届不受理申出」を提出しておけば、そのような心配がありません。
パートナーの浮気・不倫に気づいたら探偵事務所に相談!
中でも①の証拠集めが最も重要であり、②の離婚や③の慰謝料請求にも関わるステップだと言えます。しかし全く知識のない素人が浮気の証拠を集めようとしても、うまくいかない場合が多々あります。どころかプライバシー侵害・ストーカー規制の対象となり、法的に不利な立場になることもあるので注意が必要です。
そこでおすすめしたいのが探偵事務所に相談することです。ここからは具体的に探偵がどのような浮気調査を行うか、また依頼した場合の費用や、必要な事前準備についてお話いたします。
プロの調査員が行う3つの調査方法
探偵事務所には浮気調査などを行う調査員が在籍しており、さまざまな方法で浮気・不倫の証拠を探ります。そのための手法として、主に以下の3つが挙げられます。
尾行
対象者を追跡するという調査方法で、カメラなどで行動を撮影します。複数の探偵・調査員が交代で追跡します。その理由は、対象者にバレるリスクを少しでも減らすためです。ちなみに、調査対象者がタクシーや車に乗る場合もあるので、探偵側も移動用の車両を準備します。この場合の交通費など、移動にかかるお金は依頼人が負担します。
聞き込み
調査対象に関する情報を、周辺の人物の話から探る調査方法です。ただし、聞き込みを行うと調査対象者にバレるリスクがあるため、必要に応じ、かつターゲットを絞った上で行うというイメージです。
張り込み
特定の施設などの周辺に待機し、定点カメラ等で撮影し続けます。浮気調査で最も難しいのが張り込みであり、これには夜間でも撮影可能な高性能なカメラや、小型な撮影機材などのアイテムも必要になります。調査対象者を冷静に見張り、浮気・不倫の証拠があれば決定的瞬間を逃さず捉える、プロならではのスキルが要求される調査方法です。
浮気調査に加えて「調査報告書」を作成してくれる
探偵事務所に浮気調査を依頼するメリットの一つが「調査報告書を作成してくれる」という点です。調査報告書とは、浮気に関わる行動履歴や人物の特徴、証拠となる写真などがセットになったもので、慰謝料請求を行う上でかなり有力に作用します。
調査報告書とは、具体的には以下のようなものです。
調査日:〇〇年〇月〇日
午後:06時21分|調査員、〇〇駅周辺にて対象者の行動調査を開始
午後:06時46分|20代後半と思しき女性が対象者に近づき、手を繋いで一緒に歩き始める(以下、Aと記す)。
午後:06時53分|対象者とAが〇〇にある飲食店へ入店。
午後:07時50分|対象者がお金を払い、Aと共に飲食店を出る。
午後:08時07分|対象者とAが◯◯に所在するホテルに入る様子。
午後:10時23分|対象者とAがホテルを出る。
午後:10時24分|調査員、調査本部並びにご依頼主様に連絡。本調査を終了する。
今回は想像してもらえるように簡単な調査報告書を掲載していますが、実際にはもっと詳細に書き込む場合も多いです。また、「不貞行為」の確固たる証拠を示すために、写真も撮影します。しっかりとした調査報告書を自分一人の力で作成するのは難しいので、探偵事務所に依頼することをおすすめします。
浮気調査を探偵事務所に依頼した場合の費用相場
続いて、浮気調査を探偵事務所に依頼した場合の費用相場について紹介いたします。
浮気調査には事務所ごとにプランが存在します。主に以下の3つに分けられます。
時間報酬プラン | ・1時間単位で料金が追加される・調査が1日で終わるなど短期調査に向いている |
パックプラン | ・30時間、50時間など一定時間の調査をまとめて依頼できる・調査期間が数日から1週間に及ぶ場合に向いている |
成功報酬プラン | ・浮気の証拠を取ることを目的としたプラン・証拠を掴めない場合は着手金のみで成功報酬なし・1週間では済まないような長期調査に向いている |
探偵事務所によって料金はかなり違います。探偵としての経験や実績、また地域性なども料金を左右する要素です。あくまで一例ですが、浮気調査を探偵事務所に依頼した場合の費用相場を、1日、1週間、1ヶ月に分けると以下のようになります。
1日 | 基本料金 30,000円単価 12,000円×7(時間報酬)合計 114,000円+諸経費 |
1週間 | ・基本料金 0円・単価 330,000円(15時間パックプラン適用)・合計 330,000円+諸経費 |
1ヶ月 | ・基本料金 0円・単価 7,00,000(50時間パックプラン適用)・合計 700,000円+諸経費 |
また、以下は探偵事務所に依頼した際にかかる料金の内訳です。
着手金 | ・主に成功報酬プランにて導入・調査に着手した時点で支払う |
成功報酬金 | ・主に成功報酬プランにて導入・調査が成功した時点で支払う |
手数料 | ・どの料金体系でも発生・調査報告書の作成などに付随して支払う |
調査料金 | ・時間報酬プランの場合、調査員の人数×時間で計算する・成功報酬・パックプランの場合は「プランの金額=調査料金」となる |
経費 | ・調査において発生する交通費などの諸経費 |
探偵事務所の料金は事務所によってまちまちですが、格安の探偵事務所は調査内容が杜撰な場合が多いので注意しましょう。
格安の探偵事務所のデメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しております。
浮気調査に必要な事前情報・準備
探偵事務所に依頼する際には、事前に情報をまとめておけばスムーズですし、また調査費用を下げることにも繋がります。例えば、以下のような情報を提示しておくと良いでしょう。
- 調査対象者の普段の行動パターン
- 調査対象者のスケジュール
- 急に旅行の予定ができた、などの近頃の様子
行動パターンは、1週間分の情報があるとデータとしてかなり有効です。例えば「○月○日(日)は朝○時にはゴルフへ向かい、帰宅は夜の○時だった」など、メモを残しておきましょう。
調査対象者の情報があれば、調査がスムーズになります。また日時を絞って調査できるので、結果的に費用が安くなる場合もあります。
浮気・不倫の被害に報いるには?
信頼する配偶者の浮気・不倫は、人によっては大きな精神的ダメージを伴うもの。ショックのあまり冷静さを失い、復讐のために違法な盗聴やストーカー行為に走ってしまう方もいます。しかし覚えておいていただきたいのが、浮気・不倫への最も賢い復讐は、罪を償わせることだということです。傷ついた気持ちを精算するためには、確証に基づき、法的手段に則って慰謝料を請求すべきです。
しかしそのためには「浮気・不倫の証拠を掴む」という高いハードルがあります。たかが浮気調査といえども、追跡や証拠写真の撮影などの本格的な調査を要するので、探偵事務所に依頼するのがおすすめです。
配偶者の浮気・不倫に悩む方は、一刻も早い問題解決のためにも、ぜひ探偵事務所に相談してみてください。
浮気調査・婚前調査は
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