結婚相手や交際相手の浮気によって関係が断たれてしまうことは、どれだけ仲睦まじい関係でも起こりうる出来事です。
「会社の上司」「同窓会で再会した同級生」「SNSで知り合った顔も知らない相手」についつい惹かれ、魔が刺してしまう…。決して許される行為ではありませんが、どんなに誠実な人物でも可能性はゼロではありません。人とは弱い生き物なのです。
「別れる」という選択は、そんな裏切り行為に対して最も懸命な報復であると言えるでしょう。しかし、別れた後で「やっぱり復縁したい」という思いに駆られる方も少なくありません。さて、どうすれば浮気された元パートナーと復縁できるのでしょうか?
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浮気別れしたカップルの14%が復縁
女性ファッション誌「CanCam」の調査によると、浮気別れしたカップルのうち約14%が復縁しています。
また「コイタツ」が行った調査によると、恋人の浮気について7割以上は、「浮気は許せない」と答えています。
これらのデータから「復縁は不可能ではない」しかし「難しい」ということが言えるでしょう。適切な対応と理解があれば、復縁は不可能ではありません。
とはいえ、安易な復縁はおすすめできません。なぜなら、一度浮気してきたような相手は復縁してもまた過ちを犯す可能性があるからです。
要注意!浮気の再犯率は約2人に1人
「セキララゼクシィ」の調査によると、浮気された相手に再度浮気された割合は全体の43%と、半数近いのです。
復縁には「そこへ至るまでの長い道のり」と、復縁してから「また浮気されないよう関係性を構築する」過程の、2つ大きなハードルがあるといえます。
まずは何が原因で浮気に至ったのかを解明すべき
復縁を考える前に、浮気の原因を深く理解することが重要です。問題の根本原因を把握し、それに対処することで、再発防止のための策を講じることができます。
浮気という被害を受けたのは自分なのに、問題の対処を行うのは若干不服に感じるという方も多いでしょう。その気持ちはもっともです。
しかし、問題行動を起こしたのが相手であったとしても、その背景にある根本的な問題を見据え、対処するには相互承認とコミュニケーションを重ねる他ありません。
浮気別れの復縁はおすすめしない? 4つのデメリット
浮気してきた相手との復縁は、難しいですが不可能ではありません。ですが、実際に関係性を再構築するには、自分を裏切ったことのある相手と復縁することで起こる「負の側面」もしっかり把握しておく必要があります。
例えば前述した通り、浮気をした人間のうち43%は同じ過ちを再び犯してしまいます。相手に対して抱く好意と、簡単には拭い去れない不信感とを天秤にかけ、慎重に決断することが重要です。
相手を常に監視したくなる
復縁後、過去の浮気に対する不信感から、パートナーの行動を過度に監視するようになる場合があります。このような行動は、新たな信頼関係の構築を妨げ、関係の悪化を招くことになりかねません。
もちろん、相手を監視下に置きたいという感情は十分理解できます。裏切られた身としては、当然とも言える反応でしょう。しかし、問題なのはその衝動をコントロールできなくなり、犯罪行為にまで至ってしまう可能性があるという点です。
信頼を再構築するためには、相手を信じることが重要です。監視を常態化せず、適度に様子を伺うくらいの精神力と忍耐力が肝要です。
喧嘩のたびに浮気のことを引き合いに出してしまう
過去の浮気を度々話題にすることは、互いの傷を癒やすことなく、関係を維持することを困難にします。
どんなカップル・夫婦でも時として意見があわなくなり、喧嘩に発展する場合があります。そんな時、浮気を毎回引き合いに出していると、ちょっとした喧嘩でも深刻化してしまう可能性があるのです。
もちろん「浮気」されたという事実は消えませんし、心の傷もそう簡単に癒えるものではありません。ことあるごとに思い出し、相手に気持ちをぶつけてしまいそうになるのであれば、そもそも復縁は考えない方が良いでしょう。
相手を信頼できず、常に不安になる可能性がある
復縁しても、過去の浮気によって失われた信頼を取り戻すのは非常に困難です。パートナーを信頼できない状態が続くと、常に不安を抱えることになり、健全な関係を築くことが難しくなります。
例えばパートナーの帰宅がいつもよりも1時間遅かったとします。普通の夫婦や同居しているカップルであれば、そのくらいの時間差はさして気にも留めないでしょう。しかし、一度でも浮気されたことがあれば過去の出来事が頭をよぎり、過剰に不安を感じてしまう可能性があります。
浮気を繰り返す可能性がある
一度浮気をしてきた相手と復縁するにあたり、最も大きなデメリットと言えるのがこれでしょう。前述の通り、浮気の経験がある人の半数近くが同じ過ちを繰り返すのです。
重度の浮気性の人間と寄りを戻すことは、おすすめできません。精神的に何度も傷つき、疲弊する恐れがあるからです。きちんと反省し、二度と浮気しないと誓ってくれる相手でなければ、復縁は難しいでしょう。
浮気別れから復縁しても問題なし? 3つのメリット
ここまで、浮気別れから復縁するデメリットについて紹介してきました。一度自分を裏切った相手との復縁には、少なからずリスクがあります。相手への不信感や、背信による心の傷は、そう簡単に拭えるものではありません。
とはいえ、負の側面しかない訳ではありません。ここからは、浮気別れした相手と復縁するメリットを紹介いたします。
関係構築がスムーズ
過去に築いた関係の基盤があるため、再び関係を構築する過程がスムーズに進むことが期待できます。よく知っている相手であれば、関係を進める工程をショートカットできるでしょう。
見知った仲であれば、共有された経験や理解が、新たな関係構築の礎となってくれます。スムーズに「もとの鞘」へと戻ることができれば、非常に楽です。
むしろ仲良くなるケースも
浮気を経験し、互いの大切さを再認識することで、以前よりも関係が深まることがあります。危機を乗り越えたことが、絆を強化する契機になることもあります。
もちろん、これはあくまでも理想的な復縁の形です。しかしカウンセリングなどをお互いに受けることで、自分や相手の気持ちと真剣に向き合うことができるのであれば、決して非現実的な状態ではありません。
浮気を経て以前よりも大切にしてくれる
復縁後、パートナーが以前の過ちを深く反省し、より一層関係を大切にするようになる可能性があります。浮気の経験が、関係を強固なものに変えるきっかけとなることもあります。
もちろんこれは、相手にもよります。「浮気したのに復縁できた。ラッキーだ」くらいにしか思わない薄情な人も中にはいるでしょう。
浮気別れからの復縁を成功させる秘訣は?
ここまで浮気別れのデメリットとメリットを紹介してきました。
浮気別れから復縁するには、そのリスクについてよく理解した上で、より良い関係を構築するための努力が欠かせません。
復縁を成功させるためには、以下のポイントに注意が必要です。
向こうから復縁を切り出すように仕向ける
自分から積極的に復縁を迫るよりも、相手からのアプローチを待つ方が、関係の再構築がスムーズに進むことがあります。相手が自発的に関係を修復しようとするとき、成功の見込みは高まります。
自分から積極的にアプローチする場合、下手に出てしまうことになります。浮気をした相手の方が優位に立つ状況は、避けた方が良いでしょう。
そのためにも、向こうから復縁を切り出すようコントロールする必要があります。
自分磨きをする
どうすれば、相手の方から復縁を切り出すよう仕向けることができるのでしょうか。最も有力な手段が、自分の魅力を再認識してもらうことです。
復縁を目指す期間を自己成長のチャンスと捉えることも大切です。自分を磨くことで、復縁後の関係がより良いものになることが期待できます。
浮気された原因を取り除く
「自分は変わる必要はない」「変わらなければいけないのは浮気をした相手の方だ」これらはもっともな意見ですが、それでも復縁を望むのであれば歩み寄ることも大事だといえます。
復縁を成功させるためには、浮気に至った原因を明確にし、それを解決することが必要です。原因を取り除くことで、再発のリスクを減らし、健全な関係を築くことができます。
浮気別れから復縁した際にやるべきこと
ここまでは復縁するまでに、あるいは復縁に向けてすべきことを明らかにしてきました。新たな関係性を構築してからも、決して油断はできません。
復縁後には、以下のポイントに注意して関係を築いていくことが重要です。
相手を過度に監視しすぎない
過去の浮気を理由にパートナーを過度に監視することは避けるべきです。信頼を基盤にした関係を築くためには、相手を信じることが重要です。
とはいえ、まったく監視しないのも不安だと思います。相手公認で監視状態に置くよう、切り出してみても良いでしょう。
例えばGPSで居場所を確認できるアプリを相手のスマホに入れてもらうなど、相手の許可をとった上で監視下に置くことをおすすめします。
復縁を決意したなら浮気の事実を引きずらない
復縁を選んだなら、過去を引きずらずに前に進むことが大切です。過去の出来事を乗り越え、新たな関係を築く意志を持つことが重要です。
新たなスタートを切ろうという時に、いつまでも相手を恨んだままでは、どこかでつまずいてしまいます。きちんと相手が反省し、二度と浮気をしないと誓ってくれたのであれば、心の中ではしっかりと許すべきです。
難しいのであればカウンセリングを受ける、冷却期間を置くなどの手段があります。しっかり気持ちに整理をつけ、納得した上で復縁することをおすすめします。
二人の間でルールを決める
復縁後の関係を円滑に進めるためには、お互いの期待やルールを明確にすることが重要です。これにより、誤解や不信を防ぎ、健全な関係を築くことができます。
浮気の原因はマンネリ化や、会話不足が主な理由だと言われています。最も有効なルールが、コミュニケーションを増やすということです。
定期的なデートや、異性の友人に会う時は一言相談するなど、ルールを作れば、安心して接することができるでしょう。
関係がマンネリ化しないよう心がける
復縁した関係を新鮮に保つためには、マンネリ化を避ける努力が必要です。定期的に新しい活動を取り入れたり、コミュニケーションを充実させたりすることで、関係が深まります。
長く続くカップルや夫婦関係において重要なのは、ルーチン化を避けることです。新鮮味がなくなると、相手に対して飽きが生じてしまい、飽きは不倫や浮気の原因になります。
これも、もちろん飽きたからといって浮気する方が悪いのですが、それでも刺激がない関係を続けるほどにリスクは大きくなります。二人で始められる新たな趣味を見つけるなど、努力を重ねることが重要です。
「浮気後の復縁は望まない」という人に!断り方も解説
ここまで、浮気別れからの復縁の方法や、復縁してから円満に過ごすコツについて紹介してきました。
一方で、この記事をご覧の方の中には「復縁なんてもってのほか」「相手を許すつもりなんて毛頭ない」という方もいらっしゃることでしょう。
復縁を望まない場合、それを相手に伝える方法も重要です。ここからは望んでいないのに復縁を求められた際の断り方について解説いたします。
「彼氏がいるから」などと嘘をつかない
復縁を断る際には、嘘をつくことは避けるべきです。誠実な対応が、相手にとっても自分にとっても最終的には良い結果をもたらします。
嘘をついてごまかしても良いことはありません。自分がどう思っているのか、しっかりと言うようにしましょう。
「考えさせて」は期待される原因になる
復縁の申し出に対して「考えさせて」と答えることは、相手に期待を持たせる原因になります。明確な意思表示をすることが重要です。
鈍感な男性を相手に、態度を保留にしてほとぼりが冷めるのを待つのは、あまり得策ではありません。
曖昧にせずキッパリと断るのがベスト
復縁を断る際には、はっきりとした態度で断ることが大切です。曖昧な態度は相手を混乱させ、さらなる問題を引き起こすことがあります。
態度を保留にするのも避けましょう。前述の通り、都合よく解釈され、復縁をしきりに迫られてしまう恐れがあるためです。
まとめ
以上、浮気別れからの復縁についての詳細な解説を行いました。復縁は複雑な心理的な側面を伴いますが、適切な対応を理解し、適切な対処をすることで、より良い決断を下すことができます。
浮気は、信頼するパートナーの裏切り行為です。許すか許さないかは人それぞれですが、まずは事実を明らかにすべきでしょう。
「浮気されてるかも…」と感じるのであれば、まずは探偵事務所に相談してみることをおすすめします。
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