かつての優しい夫が、突如冷たい態度に変わり、家族より浮気相手を優先するようになったら、あなたはどうしますか?
こうしたパートナーの変化の背景には、「シタラリ」と呼ばれる状態が潜んでいるのかもしれません。
シタラリ状態に翻弄されていては、問題解決は遅々として進みません。
家庭を守るためには、シタラリの特徴を理解し、適切な対処法を知ることが不可欠です。
本記事では、シタラリの症状や期間、シタラリ期・サレラリ期に離婚する危険性について詳しく解説します。
鷹の目探偵事務所は男女の悩みに特化した探偵事務所です。
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シタラリとは何か
不倫に溺れる状態を「シタラリ」と呼びます。
パートナーの不可解な言動の変化に、浮気された側は困惑を隠せないでしょう。
シタラリとは「浮気した側が精神的になる状態」
「シタラリ」という言葉は、不倫に夢中になり、正常な判断力を失ってしまった夫の状態を表すネットスラングです。
「不倫(シタ)」と「ラリる」を組み合わせた造語で、まるで薬物に冒されたかのような夫の異常な精神状態を表現しています。
シタラリに陥った夫は、不倫相手との恋愛感情に完全に支配され、現実世界での責任や義務を忘れ去ってしまいます。
こうした夫の変化に、妻は戸惑いを隠せないでしょう。
しかし、シタラリはあくまで一時的な状態であり、適切な対処によって夫を現実に引き戻すことは可能です。
シタラリの変遷とそれぞれの特徴
不倫に溺れる夫の異常な言動が続く期間を、「シタラリ期」と呼びます。
この期間中、夫はまるで別人のように振る舞い、妻を困惑させることでしょう。
①浮気相手との関係が始まる
シタラリ初期の特徴は、浮気相手への恋愛感情による多幸感です。
この時期、夫は不倫相手との恋愛感情に酔いしれ、現実世界から完全に切り離されたかのように振る舞います。
②浮気相手とのやり取りが続く
浮気相手との交際が続くと、突発的な行動が目立つようになります。
急な休日出勤や、深夜の外出など、普段の生活パターンが乱れていくのです。
妻・夫が何を言っても、相手の耳には届かないでしょう。
③浮気相手との関係の終焉
恋愛期は、おおよそ半年から1年半ほど続くと言われています。
しかし、中には数年間も続くケースもあるようです。
いずれにせよ、浮気相手との関係が終わりに近づくにつれ、様子がおかしくなります。
④浮気発覚時
シタラリ期のもう一つの厄介な時期が、「浮気発覚時」です。
多くの場合、浮気発覚時の夫は、開き直りの態度を取ります。自分の不倫を正当化し、妻を責めたり、言い訳を繰り返したりするのです。
まるで自分が被害者であるかのように振る舞い、「妻が冷たいから浮気をした」などと、身勝手な主張をすることもあるでしょう。
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シタラリの特徴は?
シタラリの特徴は以下の通り。
- 浮気相手との関係に没頭し、まるで二人だけの世界にいるかのような振る舞いを見せる。
- 現実の家庭生活に背を向け、家庭の問題を無視する傾向が強い。
- 周囲から見て奇妙な言動を繰り返し、周りの人々を困惑させる。
- 自分の行動を正当化し、あたかも自分が被害者であるかのように振る舞う。
- 浮気相手とのやり取りが、まるでポエムのように感傷的でロマンチックな内容になる。
周囲の人々から見れば、まるで現実逃避しているかのようにも見えるでしょう。
常識的な感性を持っていれば「痛々しい」と感じるような言動ですが、「シタラリ」状態に陥っている人は客観視できないのです。
浮気=恋愛による多幸感は長続きしない
シタラリに陥った夫の脳内では、「ドーパミン」という神経伝達物質が大量に分泌されています。
その結果、夫の脳内は「お花畑」状態になります。現実の責任や義務は二の次となり、ただ浮気相手との恋愛感情に酔いしれることに夢中になってしまうのです。
しかし、このお花畑状態は永遠に続くわけではありません。ドーパミンの分泌が落ち着けば、夫も少しずつ現実を直視せざるを得なくなります。
情緒不安定に巻き込まれないよう注意
シタラリに陥った夫・妻は、感情のコントロールが効かなくなり、情緒不安定になります。
不倫相手との関係に夢中になる一方で、家族に対する罪悪感を感じているからです。
特に男性は浮気に罪悪感を覚えやすい傾向にあります。
その結果、些細なことでイライラしたり、怒りっぽくなったりするのです。
妻にとっては、夫の感情の起伏に振り回されることなく、冷静に対処することが重要です。
夫の情緒不安定な言動に巻き込まれては、問題解決の糸口が見えなくなってしまいます。
男性のシタラリには要注意
シタラリに陥った夫は、些細なことでキレやすくなる傾向があります。普段は優しい夫が、突然怒鳴り散らしたり、暴言を吐いたりするのです。
さらに、不倫がバレるのではないかという恐怖心から、常に神経が張り詰めた状態になります。
そのため、夫は妻や家族に当たり散らしたり、自分の非を認めたくないがために、言い訳や逆ギレを繰り返したりするのです。
まるで別人のようなキレやすい態度に、妻は戸惑いを隠せないでしょう。
シタラリへの対処法とは?
シタラリ期のパートナーを現実に引き戻すためには、妻の冷静な対応が何より重要です。
相手の浮気・不倫に振り回され、感情的になっていては、問題解決は難しくなります。
ここからは、シタラリ状態にあるパートナーを目覚めさせる方法を解説します。
自分がまずサレラリから抜ける
シタラリ期のパートナーを目覚めさせるためには、まず自身がサレラリ状態から抜け出すことが大切です。
浮気された側がサレラリ状態では、パートナーの言動に一喜一憂し、感情的になってしまいがちです。しかし、感情に振り回されていては、問題解決には至りません。
まずは冷静さを取り戻し、客観的に状況を見つめられるようになることが重要なのです。
カウンセリングを受けるのも手
そのためには、自分自身の心と向き合い、感情をコントロールする必要があります。
カウンセリングを受けたり、信頼できる人に相談したりして、自分の感情を整理することが有効でしょう。
また、自分の趣味や仕事に打ち込むことで、不倫に囚われすぎないことも大切です。
不倫専門のカウンセリングを探す
浮気・不倫など男女関係のトラブルを専門とするカウンセリングも存在するので、受けてみるのも良いでしょう。
シタラリから目覚めたパートナーはどうなる?
シタラリ期の夫・妻が、ようやく現実を直視し、不倫の愚かさに気づいたとしましょう。
目覚めたパートナーは、どのように変化するのでしょうか。
浮気を反省する
多くの場合、目覚めた夫・妻は、不倫前の状態に戻ります。
つまり、以前と同じように妻や家族を大切にするようになるのです。
ただし、以前と全く同じ状態に戻るわけではありません。不倫という過ちを犯した事実は、消えることはないからです。
目覚めた夫・妻は、自分の行動を反省し、妻や家族に謝罪するでしょう。
そして、二度と不倫を繰り返さないと誓うはずです。
浮気を繰り返す
シタラリ期を抜け出すと浮気を反省する人が多い一方で、時間が空くとまた同じ過ちを繰り返してしまう人も少なくありません。
浮気性の人はどうしても浮気・不倫を繰り返してしまいます。
これは性格でもあり、また過去のトラウマや精神的に不安定な状態にあることの表れかもしれないので、注意しましょう。
元の状態に戻るには時間がかかる
しかし、再び信頼を取り戻すためには時間がかかります。
浮気してしまった側は自分の行動で妻を深く傷つけてしまったことを自覚し、謙虚に妻に寄り添う必要があります。
夫婦で向き合い、じっくりと話し合うことが大切です。
お互いの気持ちを率直に伝え合い、関係修復に向けて一歩ずつ前進していくことが求められます。
シタラリ期にあるパートナーの浮気をやめさせる手順
シタラリ期のパートナーを現実に引き戻すためには、事前の準備が欠かせません。
探偵に依頼する
まず大切なのは、浮気の証拠を集めることです。
不貞行為の証拠があれば、現実を直視させる材料になります。
証拠集めは、探偵に依頼するのが確実です。
ただし、費用と時間がかかるため、よく検討する必要があります。
弁護士に依頼する
また弁護士に相談しておくことも重要です。
場合によっては離婚や慰謝料請求したいと考えている場合は、法的手続きについてアドバイスをもらっておくと安心です。
離婚するとなれば、経済的な自立の準備も必要です。
もしもの際に、一人で生活していけるだけの蓄えがあると心強いでしょう。
慰謝料を受け取ることで、経済的な自立へ向けた資金を得ることができます。
精神的にも自立する
精神的にも自立することが大切です。
カウンセリングを受けたり、趣味に打ち込んだりして、パートナーの不倫に振り回されない心の強さを身につけましょう。
準備ができたら、不倫の証拠を突きつけ、現実を直視するよう迫ります。
ただし、感情的にならないよう注意が必要です。
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シタラリ期・サレラリ期の離婚は慎重に
シタラリ期やサレラリ期(浮気されて混乱している状態)に、安易に離婚を選択することは、後々後悔する可能性が高いと言えます。
浮気・不倫によって混乱している状態で離婚を選択するのは、あまりお勧めできません。
なぜ離婚を選択してしまうのか
シタラリ期のパートナーは、不倫相手への恋愛感情に夢中になっているため、冷静な判断ができません。
一時の感情に流されて、離婚を決意してしまうこともあるでしょう。
一方でサレラリ期の側も、パートナーの裏切りに深く傷つき、感情的になっています。
怒りや悲しみに任せて、離婚を選択してしまうかもしれません。
両者とも感情が混乱してしまい、適切な選択を取ることが難しくなります。
冷静になってから考えるべき
しかし、シタラリ期やサレラリ期は、あくまで一時的な状態です。
感情が落ち着けば、夫婦ともに冷静に物事を見つめ直すことができるはずです。
離婚という選択は、簡単に取り返しのつかない決断です。
特に子どもがいる場合は、慎重に考える必要があります。
シタラリ期やサレラリ期に下した決断は、後になって深く後悔することになるかもしれません。
夫婦の絆を修復できたはずなのに、感情に流されて離婚を選んでしまった、と。
シタラリ期の相手から離婚を要求された際の対処法
シタラリ期の相手から、本気で離婚を要求されてしまったら、妻はどのように対処すべきでしょうか。
ここでは離婚を要求された際の対処法を紹介します。
相手の言い分にも耳を傾ける
シタラリ期のパートナーから離婚を要求されたとき、しっかりと会話して冷静に対応することが大切です。
まずは、相手の言葉にも耳を傾けましょう。気持ちを理解しようと努めることが重要です。
ただし、言い分を全て受け入れる必要はありません。
要求に対しては、「あなたの気持ちはよくわかりました。でも、離婚は簡単に決められることではないと思います。もう少し時間をかけて、よく考えたいと思います」と伝えましょう。
冷静な口調を維持する
感情的にならず、冷静な口調で話すことが大切です。
夫婦の問題は、夫婦で話し合って解決するべきだと提案するのも良いでしょう。
「私たち夫婦の問題は、私たち夫婦で話し合って解決したいと思います。専門家に相談するのも一つの方法だと思います」と、冷静に提案するのです。
大切なのは、相手の感情に振り回されることなく、冷静さを保つことです。感情的になればなるほど、話し合いは難しくなってしまいます。
「離婚不受理届」で一方的な離婚を防ぐ
シタラリ期のパートナーに、勝手に離婚届を提出することを防ぐために、「離婚不受理届」を役所に提出しておくことをおすすめします。
この届出を出しておけば、一方的に離婚届を提出しても、役所では受理してもらえません。
届出は、住民票がある役所に提出します。
役所によって多少の違いはありますが、基本的には本人確認書類と印鑑が必要です。届出用紙は役所にあるので、必要事項を記入して提出するだけです。
この届出は、提出した日から効力が発生し、提出者が撤回するまで有効です。つまり、一度提出すれば、撤回するまでは何年でも有効なのです。
浮気の証拠は離婚問題の切り札
シタラリ期の夫・妻と冷静に話し合うことが難しい場合、浮気の証拠を集めることが有効な対策となります。
不貞行為の証拠があれば、離婚問題を有利に進めることができます。
裁判所では、不貞行為が認められれば、慰謝料の請求が認められる可能性が高くなるのです。
また証拠があれば、現実に引き戻す材料にもなります。自分の不倫の事実を突きつけられれば、相手も反省せざるを得ないでしょう。
証拠集めは探偵に依頼すべき
浮気の証拠集めは、自分で行うことも可能ですが、専門の探偵に依頼するのが確実です。
探偵は法律に触れることなく、確実に証拠を集めてくれます。
ただし、探偵に依頼する場合は、費用がかかります。
また、証拠集めには時間もかかります。そのため、事前によく検討する必要があります。
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