浮気調査

托卵女子の特徴とは?浮気相手の子供を夫に育てさせる托卵の実態や慰謝料請求について解説

「托卵女子」という言葉をご存知ですか?

托卵女子とは、夫以外の男性の子供を夫の子供だと偽って育てる女性のことです。

血のつながらない子供を自分の子供として育てていた…というケースは、実は少なくありません。

この記事では托卵女子の特徴や対処法、養育費(監護費用)の支払い拒否の方法などを詳しく解説いたします。

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Contents

「托卵女子」の意味とは?

托卵女子とは、動物界における托卵行為になぞらえて使われる造語です。

女性が他の男性との間に子供を作り、それを夫に育てさせるという行為を指します。

つまり、夫以外の男性の子供を、夫の子供だと偽って育てさせるのが托卵女子です。

動物の世界では、カッコウなどが自分の卵を他の鳥の巣に産みつけ、他の鳥に子育てをさせるという習性がありますが、人間社会でもこれと似たような行為を行う女性が存在します。

托卵女子は計画的に夫を欺き、自分の都合のいい相手の子供を身ごもり、夫にその子供を育てさせるという、信じがたい行動をとるのです。

なぜ「托卵」を選択するのか

女性が托卵を選択する理由はいくつか考えられます。

例えば、容姿端麗だが経済力に乏しい男性の子供を身ごもり、その子供を裕福な夫に育てさせることで、子供に恵まれた環境を与えたいと考えるケースがあります。

また、「イケメンの子供が欲しい」「知的な子供が欲しい」などの理由から、パートナー以外の男性との子供を望む女性もいるでしょう。

容姿や知性などの面で、自分の夫よりも魅力的だと感じる男性の子供を、夫に育てさせたいという欲求が托卵の背景にあるようです。

つまり、子供の父親としての適性と、養育者としての適性を分けて考え、それぞれ別の男性を選ぶという発想なのです。

托卵女子の割合は?意外に多いその背景を探る

現代は、多くの女性が托卵女子になりうる時代だと指摘する声もあります。

「しらべえ編集部」が全国20〜60代の既婚女性435名に対して行った調査によると、夫以外の男性との子供を夫の子供として育てている割合は6%にものぼります。

引用元:他人ごとではない!夫以外との子を育てている「托卵女子」の割合が判明 – Sirabee

その背景には、女性の本能、、ルッキズムの加速、マッチングアプリの普及などがあると考えられています。

女性の本能

女性は本能的に、優秀な遺伝子を求める傾向があると言われています。

子供を産むために大きなコストを払う女性にとって、子供の父親の資質はとても重要だからです。

妊娠・出産のリスクと引き換えに、良い遺伝子を手に入れたいという本能が働くのです。

そのため、女性は無意識のうちに優生思想的な価値観を持ちやすいと考えられています。

パートナー選びの際も、遺伝的な資質を重視するのが女性の本能なのかもしれません。

こうした女性の本能が、現代における托卵のリスクを高めている可能性があります。

しかし本能とはいえ、倫理的には大きな問題があると言わざるを得ません。

ルッキズムの加速

ルッキズムの過激化も、現代女性の托卵リスクを高める要因だと指摘されています。

SNSの発達によって、美男美女の画像が大量に流通するようになり、人々の美意識は肥大化の一途をたどっています。

「イケメン」「美女」といった言葉が一般化し、容姿の良し悪しが人間の評価基準になりつつあるのです。

また、若い世代を中心に美容整形への抵抗感が薄れ、外見を改造することへの躊躇も減っています。

こうした風潮の中で育った現代女性は、容姿を極端に重視するようになっているのかもしれません。

ルックス至上主義とも言える価値観が蔓延し、それが托卵のリスクを押し上げているのです。

容姿の良い子供を望む余り、パートナー以外の男性との子供を望む女性が増えているのかもしれません。

マッチングアプリの普及

マッチングアプリの普及も、現代における托卵リスクを高める大きな要因だと言われています。

出会いのハードルが下がったことで、既婚者や恋人持ちの女性でも、簡単に魅力的な異性と出会えるようになったからです。

特に女性の場合、外見のレベルを超えて男性とマッチングしやすいと指摘する声もあります。

モテる「イケメン」の中には、ある程度ルックスが悪くても構わないと考える人が少なくないそうです。

つまり、女性は自分のレベルを超えた男性と関係を持ちやすくなっているわけです。

その結果、「夫は経済力、子供の遺伝子はイケメン」といった托卵が横行しやすくなっているのかもしれません。

マッチングアプリの功罪は様々ですが、托卵のリスクを高めている面は否定できません。

托卵に気づかないと養育費が発生する!

夫婦の間で生まれた子供は、原則として夫の子供とみなされます。

たとえ托卵であっても、子供が夫の子供ではないと証明されない限り、法律上は夫の子供ということになるのです。

そして、夫が托卵に気づかずに1年が経過してしまうと、たとえ後に托卵が発覚したとしても、夫には養育費の支払い義務が発生します。

托卵の事実を認識してから1年以内に、子供が自分の子供ではないことを主張しないと、法律上は自動的に自分の子供になってしまうのです。

夫が離婚したとしても、子供の養育費は支払わなければなりません。

ですから、託卵の被害に遭わないためには、子供が生まれてから1年以内に真実を見抜くことが重要なのです。

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托卵女子によくある特徴5選

托卵女子には、いくつかの特徴的な性格や行動パターンが見られます。

この項目では、托卵女子の特徴を紹介いたします。

もちろん、これらの特徴がある女性が必ずしも托卵女子というわけではありませんが、これらの特徴を複数併せ持つ女性は要注意だと言えるでしょう。

ルックスへの過剰な拘泥

托卵女子の特徴の一つに、容姿を極端に重視する価値観があります。

ルックスの良し悪しでパートナーを選び、自分の子供にも容姿の良さを求めるのです。

外見が良いことを人生における大きなアドバンテージだと考え、容姿に恵まれない人を愛することができません。

我が子に対しても同様で、容姿が優れていないと愛情を注げないと感じているようです。

ルックスが過剰に求められる世界(水商売や風俗など)にいた女性は、しばしばこのような価値観を内面化します。

こうした極端な”面食い”の価値観を持つ女性は、イケメンとの子供を夫に託して育てさせようとする可能性があります。

自分の理想とする容姿の子供を望み、その欲求を満たすためなら夫を欺くことも辞さないのです。

外見至上主義とも言える彼女たちの価値観が、托卵の背景にあると考えられています。

自己中心的な性格

托卵女子に見られる特徴の一つが、自己中心的な性格です。

ただし、この特徴だけでは必ずしも托卵に走るわけではありません。

合理的で利己的な女性の悪質さが発揮されるのは、それが何らかの目的達成の手段になる時だと言われています。

特に、この特徴に優生思想と容姿至上主義が組み合わさると、托卵のリスクは格段に高まります。

自分の利益のためなら手段を選ばないのが合理的利己主義者の思考です。

夫を「ATM」、子供の遺伝子提供者を「優良なドナー」と割り切り、托卵を実行するのです。

こうした女性の中には、複数の男性と同時に関係を持ち、経済力と遺伝子を使い分ける人もいると考えられています。

優れた子供を産みたいという願望

托卵女子のもう一つの特徴は「優れた子供を産みたいという願望」が強いことです。

子供の容姿だけでなく、知性や体力なども遺伝的資質によって決まると考えるのです。

そして、優れた遺伝子を持つ子供を望み、そうでない子供は愛せないと感じているようです。

もちろん、親なら誰でも我が子の幸せを願うものですし、子供に良い資質を受け継いでほしいと思うのは自然なことです。

しかしほとんどの場合、「人生は遺伝だけで決まるわけではない」という考えに至り、現在のパートナーとの子供を望むようになります。

ところが、極端な優生思想の持ち主は、そこで折り合いをつけることができません。

優秀な遺伝子を持つ子供だけを愛せると考え、そのためなら托卵も辞さないのです。

極端な恋愛依存症

托卵女子に見られるもう一つの特徴が、極端な恋愛依存の傾向です。

恋愛に過剰なまでに傾倒するあまり、結婚相手以外の異性とも容易に関係を持ってしまう女性がこれに当てはまります。

しかも、恋愛依存の女性は、性格に問題を抱えた男性に惹かれやすいとも言われています。

そのため、不貞行為による妊娠の可能性も高くなるのです。

恋愛に溺れるがゆえに不貞に走り、できた子供の父親を夫だと偽る「消極的托卵」のパターンが見られるのです。

恋愛依存の女性すべてが托卵をするわけではありませんが、一定数はそうした行動に及んでいるのが実情のようです。

貞操観念に欠いている

托卵女子のもう一つの特徴は、貞操に対する意識の低さです。

結婚していても、簡単に不貞行為に及ぶ女性がこれに該当します。こうした女性は気が付いたら妊娠していた、なんてこともあるでしょう。

しかし、夫に不貞を打ち明けるわけにはいきません。

そこで、他の男性の子供を夫の子供だと偽って育てさせようとする、いわば「消極的な托卵」に走るのです。

貞操観念の欠如は、托卵のリスクを高める要因の一つだと言えそうです。

もちろん、貞操観念が低いからと言って全員が托卵をするわけではありませんが、少なくない割合の女性がそうした行動に出ているのは事実のようです。

托卵女子にありがちな行動の特徴

托卵のリスクが高まる中、男性はどのように身を守ればいいのでしょうか。

パートナーの特徴をよく観察し、托卵の兆候を見逃さないことが大切です。

パートナーの行動をよく観察し、少しでも怪しい点があれば注意深く見極める必要があるでしょう。

もちろん、むやみに疑心暗鬼になるのは良くありません。しかし、油断は禁物だと言えます。

急にスキンシップが増える

托卵女子が夫を欺くために使う手口の一つが、ある日突然スキンシップが増えることです。

これまでセックスレスのような状態に陥っていたのに、急に求められるようになった場合は要注意。

不貞によって妊娠した事実を隠すため行為である可能性がありまし。

直前に夫と関係を持っていれば、托卵がバレても誤魔化せると考えるわけです。

こうしたケースは、資産家と結婚した元夜のお仕事の女性に多いと言われています。

彼女たちは自分の価値が容姿にあることを知っているだけに、ルックス重視の価値観に陥りやすいからです。

そして、托卵を使ってでも子供に良い遺伝子を与えたいと考えるのです。

普段はレス状態なのに急に夜の営みを求めてくる妻には、十分な注意が必要だと言えるでしょう。

急に距離を詰められ結婚に至る

合理的で利己的な托卵女子は、「経済力のある男性」と「遺伝子の良い男性」を使い分ける傾向があります。

つまり、結婚相手は経済力重視、子供の父親は容姿や知性重視で選ぶのです。

そのため、一人の男性と婚約しながら、別の男性と関係を持って妊娠することがあります。

そして、妊娠が発覚したら今度は婚約者との関係を深め、できた子供が婚約者の子供だと信じ込ませようとするのです。

つまり、急に距離を詰めてきて結婚を迫るような女性には注意が必要だということです。

特に自分が「モテ要素」に乏しいと感じる男性は、このパターンの托卵に引っかかりやすいと言えるかもしれません。急な関係の進展は、托卵の前兆かもしれないのです。

利己的で倫理観に欠ける行動

利己的で冷徹な思考の持ち主は、托卵のリスクが高いと考えられています。

強い利己心を持つ女性の中には、平気で他人を欺く人がいるからです。

例えば、弱者に冷淡で、他人を出し抜くことを喜びとする傾向が見られたら、托卵を疑ってかかる必要があるかもしれません。

「倫理観に欠ける言動が多い」「敵と味方をはっきり分ける」といった特徴も、利己的人物の典型だと言えます。

もちろん、こうした特徴がある女性がすべて托卵に走るわけではありません。

しかし、パートナーの利己性が極端に感じられたら、十分な注意が必要不可欠だと言えるでしょう。

言葉を選ばず言えば、「人でなし」のような女性は、托卵のリスクも高いと考えられるのです。

托卵が発覚したらどうすればいい?対処法を解説!

もし、パートナーによる托卵の事実が発覚してしまったら、男性はどう対応すればいいのでしょうか。

中には、気づいていないふりをしてこれまで通り過ごすという方もいるでしょう。

一方で、相手を許せないと感じる場合には、証拠を集めて離婚・慰謝料請求を行うことも可能です。

父として子供を育てる意思を優先させる生き方もあるでしょう。

ただし、托卵を受け入れた男性の多くが、後にストレスから離婚に至るケースが多いのも事実です。

どちらの選択肢を取るにせよ、男性の人生を左右する重大な決断だと言えます。

ここではそれぞれの選択肢について解説します。

托卵に気づいていないふりをして過ごす

一方で、托卵が発覚しても、あえてその事実を受け入れるという選択肢もあります。

たとえ血のつながりがなくても、子供に罪はないと考えるわけです。

子供を愛することと、子供の出自は別問題だと割り切るのです。

特に、子供が生まれてから年月が経っている場合、急に父親が変わるのは子供にとって酷な話かもしれません。

愛着関係を壊さないために、托卵を受け入れるという判断をする男性もいるでしょう。

ただ、そうは言っても、やはり裏切られたという気持ちが消えるわけではありません。

多くの男性が、托卵を受け入れた後に、そのストレスに耐えられなくなり離婚に至るそうです。

妻への怒りは、なかなか消化できない問題になるはず。

精神的な負担も考慮しながら、慎重に判断する必要がありそうです。

離婚・慰謝料請求を行う

托卵の事実が明るみに出た場合、多くの男性が選ぶのは離婚と慰謝料の請求です。

妻を信じていたのに裏切られたという気持ちから、怒りの感情が湧き上がってくるのは当然のことと言えます。

実際、民法の規定では、托卵をした妻に対する離婚と慰謝料請求が認められています。

托卵行為は法的に許されない?

子供が生まれた時点で、それが自分の子ではないと分かっていれば、ほとんどの男性は育てる気になれないでしょう。

にもかかわらず、妻が夫を欺いて他人の子を自分の子だと信じ込ませ、育てさせるのは、法律上許されない行為に当たる可能性があります。

民法の規定では、このような行為は不法行為として扱われるのです。

ただし、妻が妊娠初期に夫に正直に事情を告げ、夫が納得の上で子供を育てると決めた場合は、不法行為とは見なされないかもしれません。

この場合、妻に欺く意図はなく、夫も自らの意思で判断しているからです。

つまり、托卵が不法行為になるかどうかは、妻の態度と夫の認識によって変わってくると言えます。

不法行為と認められれば離婚の理由になり得る

自分を欺いて他人の子を育てさせるような妻と、夫婦関係を維持するのは容易ではありません。

こうした状況は、民法で定める離婚事由の一つである「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当する可能性が高いのです。

この事由が認められれば、たとえ妻が離婚に同意しなくても、裁判を通して強制的に離婚を成立させることができます。

また、結婚後の不貞行為によって他人の子を出産した妻に対しては、「不貞」を理由とする離婚請求も考えられるでしょう。

つまり、托卵が不法行為と認定された場合、夫には複数の離婚理由が与えられることになります。

妻の行為の悪質性が高ければ、離婚はより認められやすくなるはずです。

慰謝料の請求も検討できる

長年自分の子だと信じて育ててきた子供が、実は妻に騙されて他人の子だったと知った時の夫の心情を想像してみてください。

裏切りによるショックや怒り、失望感は計り知れないものがあるでしょう。

こうした精神的苦痛に対して、夫は妻に慰謝料を請求できる可能性があります。

ただし、慰謝料の金額は状況によって大きく変動します。

妻が意図的に夫を欺いていた場合は、高額の慰謝料が認められる傾向にあります。

一方、妻自身も子供の父親が分からなかったり、夫にも真実を知る機会があったのに気づかなかったりした場合は、慰謝料が低額になることもあります。

つまり、慰謝料の算定には、妻の行為の悪質性だけでなく、夫の認識や対応も影響してくるのです。

注意!認知すると養育費の支払い義務が生じる

夫を欺いて他人の子を産ませたのですから、慰謝料を払うのは当然だという考え方もあるでしょう。

ただし、托卵が発覚した時点で、子供を自分の子として認知してしまうと、養育費の支払い義務が生じてしまう点には注意が必要です。

離婚と慰謝料請求をするつもりなら、速やかに嫡出否認の手続きを取ることが肝心だと言えます。

托卵によってできた子供の養育費(監護費用)の支払いは拒否できる?

托卵が発覚した場合、夫が子供の養育費を拒否するにはどうすればいいのでしょうか。

いくつかの方法が考えられますが、どれも簡単なことではないようです。

養育費の支払いを拒否するのは、非常にハードルの高い戦いだと言わざるを得ません。

基本的に托卵でできた子供にも養育費が発生する

夫が托卵に気づいたとしても、出生届を出した時点で法的な父子関係が生じてしまうのは避けられません。

妻との婚姻中や、一定の期間内に生まれた子供は、たとえ実子でなくても夫の子供と見なされるからです。

これを「嫡出推定」と呼び、夫に養育義務が発生します。

とはいえ、夫が子供の真実の父親でないと分かった場合、法律上の親子関係を解消し、養育義務を免れる方法がないわけではありません。

夫には、一定の条件の下で嫡出否認の訴えを起こす権利が与えられているのです。

ただし、出訴期限など、クリアすべきハードルは少なくありません。

法は子供の利益を最優先に考えるため、親子関係を安易に切り離すことは許されないのです。

夫の心情は察するに余りありますが、冷静に法的手段を検討する必要がありそうです。

1年以内に嫡出否認を訴える

夫は、子供が自分の子ではないと分かった場合、「嫡出否認の訴え」を起こすことができます。

これは、法律上の親子関係を否定するための手続きです。

まず家庭裁判所に「嫡出否認調停」を申し立て、当事者間で納得のいく合意を目指します。

もし合意に至らなければ、「嫡出否認訴訟」を起こすことになるでしょう。

裁判で夫側が勝訴すれば、法律上の親子関係が否定されるのです。

ただし、この訴えには1年の期限があることを忘れてはいけません。

子供の出生を知ってから1年以内に手続きを取らないと、嫡出否認の権利は消滅してしまうのです。

期限の壁は厚く、時機を逸すると親子関係を覆すことはほぼ不可能になると言われています。

托卵の疑いがあるなら、できるだけ早めに行動を起こすことが肝心だと言えるでしょう。

子供の出生から1年以内に真実を見極め、法的措置に移ることが求められます。

親子関係不存在確認を訴える

嫡出否認の訴えの出訴期限を過ぎてしまった場合でも、状況によっては「親子関係不存在確認の訴え」を起こせる可能性があります。

手続きの流れは嫡出否認の場合と同様で、調停から始まり、訴訟へと進むことになるでしょう。

そして、夫側が勝訴できれば、法律上の親子関係を否定できるはずです。

しかし、この訴えを認めてもらうのは容易ではないと言われています。

親子関係不存在確認が認められるのは、妻の妊娠中に夫婦が別居していたり、夫婦関係が破綻していて性的関係を持つ機会がなかったことが明白な場合に限られるからです。

つまり、夫婦が同居していた場合、たとえDNA鑑定で親子関係が否定されても、訴えが認められる可能性は低いのです。

親子関係を安定させることを重視する現行法の建て付け上、仕方のないことなのかもしれません。

実の父親による認知を得る

親子関係不存在確認の訴えが認められるケースでは、子供の実父に認知してもらうという方法も考えられます。

実父が子供を認知すれば、そちらに親子関係が発生するので、夫との親子関係を否定できるかもしれません。

ただし、実父が任意で認知してくれるとは限りません。

そこで、「認知の訴え」を起こす必要が出てくるのです。

子供の利益を守る観点から、認知の訴えを起こせる人は限定されています。子供本人やその直系卑属、そして法定代理人だけが原告適格を持つのです。

夫は、子供の法定代理人として、認知の訴えを起こすことができるわけです。

認知の訴えで夫側が勝訴すれば、実父との親子関係が成立し、夫との親子関係は否定されることになります。

ただ、実父に認知の意思がない場合、訴訟は困難を極めるはずです。

妻の権利濫用を主張する

親子関係を否定する法的手段が取れない場合でも、妻からの養育費請求が「権利の濫用」に当たると主張できれば、支払いを拒否できる可能性はあります。

実際、養育費の分担を求める妻に対し、夫側が権利の濫用を認めさせた裁判例もあるようです。

例えば、夫が子供の出生から相当の養育費を負担していたり、妻が托卵の事実を隠して夫の法的対抗手段を封じていたり、離婚時に妻が十分な財産分与を得ていたりした場合は、養育費請求が権利の濫用に当たると判断される可能性があるのです。

ただし、DNA鑑定で親子関係が否定されるだけでは、権利の濫用を主張するのは難しいはずです。

夫婦のそれまでの事情や、離婚後の経済状況などを総合的に判断することになるでしょう。

養育費の支払いを拒否するのは、簡単なことではないと覚悟すべきかもしれません。

妻の托卵女子疑惑…怪しい場合は探偵まで

興信所に依頼するのは、托卵の疑いを晴らすための有効な手段の一つかもしれません。

プロの調査員が、パートナーの行動を洗い出してくれるからです。

浮気や不倫の証拠を掴むことができれば、托卵の可能性を見極める材料になるはずです。

托卵を証明する3つの方法

探偵に依頼することが、托卵の可能性がある場合に有効だとお話しました。

托卵を証明するためには、「DNA鑑定」「医学的証拠を得る」という方法がありますが、いずれも難しいケースが多いのです。

探偵事務所に依頼し、妻が夫以外の男性と肉体関係を持っていたこと、いわゆる「不貞行為」に及んでいた旨を証明する方が容易な場合があります。

DNA鑑定を受けるためには妻の協力が必要

托卵の事実を明らかにするには、子供と疑惑の父親のDNAを鑑定するのが最も有効な手段です。

専門の検査機関で、血がつながった子供であるか否かを鑑定するDNA鑑定は、科学的に親子関係を証明できる強力な方法だと言えます。

ただし、子供のDNAを採取するには、親権者の同意が必要不可欠です。

托卵を疑う夫は、妻の協力を得られるかどうかが鍵を握ることになるでしょう。

どんなに優れた技術も、当事者の理解と協力がなければ活用できません。

医学的証拠を入手するのは難しい

妊娠・出産に関する医療記録も、托卵の有力な証拠になり得ます。

特に、出産予定日や妊娠期間が重要な情報となります。もし、これらの日付が夫婦の性交渉時期と矛盾していれば、托卵を強く疑う材料になるからです。

例えば、夫が長期出張していた時期に妻が妊娠したと医療記録に記されていれば、夫以外の男性の子供である可能性が高いと推測できます。

また、妊婦健診の記録なども参考になるかもしれません。

妻が定期的に健診を受けていなかったり、受診医療機関が頻繁に変わっていたりしたら、何か事情を隠している疑いが持たれるでしょう。

医療記録は客観的な証拠として重要ですが、個人情報保護の観点から入手が難しいのが現状です。

探偵による調査で慰謝料を請求できる可能性がある

妻の日常行動を探偵に調査してもらうのも、托卵の証拠を掴む手段の一つです。

妻に不審な行動や、不貞を疑わせる事実があれば、托卵の可能性も高まるからです。

例えば、妻が頻繁に特定の男性と会っていたり、夫に隠れて通信をしていたりしたら、二人の関係を疑わざるを得ないでしょう。

また、妊娠中や出産前後の行動にも注目する必要があります。もし、この時期に妻の行動に不自然な点があれば、托卵を裏付ける証拠になるかもしれません。

探偵の調査は、夫の知り得ない妻の行動を明らかにしてくれる強力な味方です。

「托卵」に対して探偵ができること

養育費の支払い義務は、法的に認められた親子関係の有無によって決まります。

自分の子供が托卵によって授かったものでも、その責任を追求するには手遅れになる場合がどうしても多いのが現状です。

しかし、その精神的なショックに対し、相手に報いを受けさせる方法があります。

それが「不貞行為」に対する慰謝料請求です。

探偵は慰謝料請求の手助けとして、確固たる証拠を収集します。

証拠を探ることで浮気の慰謝料を請求できる

不貞行為に対する慰謝料を請求するには、証拠が不可欠です。

探偵事務所では、依頼者の夫を欺いた妻の不貞行為について、徹底的な調査を行い、必要な証拠を集めます。

単に事実関係を明らかにするだけでなく、慰謝料の請求から法的手続きまで、あらゆる場面でサポートするのです。

プロの調査員が、依頼者の立場に立って真実を追究します。

浮気の「継続」の証明が鍵に

例えば、もし妻が浮気によって妊娠したのであれば、浮気相手の男性とは深い仲であったはずです。

妊娠発覚後も会っている、場合によっては性行為に及んでいる可能性もあるでしょう。

探偵は不貞行為=夫以外の男性との肉体関係の証拠を収集。もし確固たる証拠を得られれば、妻に対して慰謝料を請求することができるのです。

実際に浮気・托卵による慰謝料請求に成功したケース

実際に、不貞行為・托卵による慰謝料請求に成功したケースがあります。

以下はYahoo!知恵袋からの引用です。

不倫、托卵、全部がバレて慰謝料諸々1000万円近い借金と1歳の子供が残りました。私の人生を潰した探偵を訴えることって可能なのでしょうか?
23歳で半年付き合っていた彼氏とできちゃった婚でした。妊娠、出産を経て、安定してから結婚式を開こうということで、本当なら2週間前に結婚式の予定でした。でもその直前に、彼の両親が何を思ったのか知らないけど浮気調査を依頼し、本当に全部バレました。浮気調査→浮気発覚→本当に彼との子供なのか→DNA検査→親子関係無しでした。不倫相手は元カレですが、元カレも妻帯者だったのでそっちからも慰謝料請求されました。

引用元:Yahoo!知恵袋

このように、浮気調査で「不貞行為」が発覚したことをきっかけに、生まれた子供に血のつながりがないことを証明でき、慰謝料請求を行える可能性があります。

引用したケースの場合、浮気調査を行い、不貞行為が発覚してからDNA鑑定を受け、親子関係がないことが発覚した様子。

もし「托卵」の疑惑が上がった場合は、思い切って探偵に依頼してみるのも一考です。

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まとめ

ここまで「托卵女子」をテーマにお話してきました。

とはいえ、むやみに疑心暗鬼になるのは賢明とは言えません。

時代の流れとともに、男女の価値観は変わりつつあります。

利己的な考え方が広まる中、托卵のリスクは確かに高まっているのかもしれません。

しかし、相手を信じることも大切です。パートナーの言動に不審な点があるなら、まずは率直に話し合ってみるのが筋だと思います。疑うことと信じることのバランスを取りながら、真実を追究していくことが肝要なのではないでしょうか。

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記事監修者
鷹の目探偵事務所 編集部
この記事は鷹の目探偵事務所編集部が企画・執筆いたしました。 ※本記事は公開日時点の法律に基づいて執筆しています。 本店所在地:東京都豊島区南大塚3-54-3山内ビル301 住所:東京都中央区日本橋人形町1丁目15番6号5番街共同ビル301

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