浮気調査

ボイスレコーダーでの浮気調査は可能? 方法や選び方、注意点を解説

「ボイスレコーダーを使えば自分で浮気調査できるのでは?」とお考えの方も多いのではないでしょうか。結論から言えば、もちろん可能です。

しかしボイスレコーダーを使った録音には法的なリスクがあり、設置場所によっては賠償金請求を受ける可能性もあるので注意が必要です。

この記事ではボイスレコーダーを使った浮気調査の方法や、選ぶべきタイプ、また注意点などを解説いたします。

ボイスレコーダーを使った浮気調査は可能?方法を解説

会議や打ち合わせ、取材などで使われることの多いボイスレコーダー。

使い方によっては相手に知られることなく音声を記録できるため、浮気調査で使われることも多いアイテムです。

ボイスレコーダーは浮気調査に使える!

ボイスレコーダーは浮気調査において活用できます。

録音した音声データは裁判において有力な証拠となる場合もあります。さらにはパートナーが浮気を自白した際の録音データを残せば、慰謝料請求を行う際の大きな武器になります。

また、録音した情報からパートナーが浮気をしているかがわかる場合もあります。例えば、浮気相手との会話を録音できれば、そこから「どこへデートに行くか」「どこまで親密な関係なのか」などを推認できるでしょう。

ボイスレコーダーの設置場所は?

浮気調査でボイスレコーダーを使用する際には、どこに設置するのが良いのでしょうか。ここではボイスレコーダーを設置すべき場所について解説いたします。

部屋

普段一緒に暮らしている部屋は、ボイスレコーダーの有効な設置場所の一つに挙げられます。特に浮気相手を家に招いていることが予想される場合は、有力な証拠を得られる可能性が高いです。隠れた場所にボイスレコーダーを設置することで、パートナーが気づかないうちに会話を録音しましょう。

ボイスレコーダーを自宅に設置するのであれば、寝室やリビングなどの共有スペースがおすすめです。パートナーが自宅へ浮気相手を招いているのであれば、リビングに設置しても十分な証拠を集められるでしょう。

POINT

注意しなければならないのが、ボイスレコーダーの録音に対する倫理的・法的な側面です。特に、プライバシーの侵害や個人情報保護の観点から、パートナーの部屋に立ち入ってレコーダーを設置し、了承なく個人的な会話を録音することは推奨できません。下手をすると、プライバシー侵害を理由に損害賠償請求を受けるリスクもあります。

夫婦共有の車は、ボイスレコーダーの設置場所として最適です。特に浮気相手を乗せている場合には、二人の会話を録音できる場合があります。助手席のシートの下やダッシュボードの近くなど、うまく隠れる場所を探して設置しましょう。

たとえ浮気相手を乗せていなかったとしても、電話などで浮気相手と会話している音声を録音できる場合もあります。車は密閉された空間であるため、多くの人は油断しがちになるのです。思いもよらぬ、浮気の証拠が手に入る可能性があるので、疑わしい場合には設置してみても良いでしょう。

POINT

しかし、車内はエンジンの音や外部の騒音など、多くの雑音が存在する環境です。そのため、ボイスレコーダーを設置する際は、ノイズキャンセル機能を備えたものを選ぶなど、クリアな音声録音が可能な機材を選択することが望ましいです。

どんなボイスレコーダーを選ぶべきか

ここまでボイスレコーダーの設置場所についてお話ししてきましたが、良い場所に設置できても、レコーダーの質が悪ければうまく録音できない可能性があります。ここからは、選ぶべきボイスレコーダーのタイプについてお話しいたします。

長時間の録音が可能

浮気調査に使用するボイスレコーダーは、長時間の録音が可能なものがおすすめです。なぜなら、浮気調査で使用する際には、証拠となるような会話を逃さないよう数時間に渡って音声を録り続けるのが理想だからです。

POINT

肝心な時に電池が切れて使えない…といったトラブルを防ぐために、電池が長持ちするボイスレコーダーを選びましょう。電池持続時間が長く、少なくとも10時間前後は録音できるものがおすすめです。

小型なもの

部屋や車の中など、パートナーにバレないように設置する必要があるため、小型のボイスレコーダーがおすすめです。浮気調査をしていることがバレれば、相手の警戒心を高め、その後の証拠集めが難しくなってしまいます。

POINT

録音していることが相手に悟られないよう、小型のボイスレコーダーを選びましょう。大きいものしか用意できない場合は、見えないような場所に設置するなど工夫が必要です。

音声検知機能がある

VORと呼ばれる機能があるボイスレコーダーがおすすめです。VORとは、マイクが一定以上の音量を拾うと自動的に録音されるようになる機能のことです。

POINT

これがあれば、長時間の録音でも電池を節約しながら録音できます。また、会話がない部分は録音されないため、重要な会話内容を後から確認する際にも非常に便利です。

高音質なボイスレコーダー

マイクの性能は良いに越したことはありません。音質が低いと肝心な会話内容が聞き取れず、証拠として十分な効果を発揮できない場合があります。特に、ノイズ除去機能があるボイスレコーダーをおすすめします。

POINT

最近のボイスレコーダーはそこまで音質が酷いことはありませんが、ノイズキャンセルがないものは状況によってはうまく録音できない場合も少なくありません。少々高価でも、音質にはこだわりましょう。

ボイスレコーダーで取得できる浮気の証拠

ボイスレコーダーでは、どのような浮気の証拠を取得できるのでしょうか。慰謝料請求において有効とされる証拠もあれば、それ単体では証拠能力が低く、他の情報と組み合わせることで有力となるものもあります。

ここからはボイスレコーダーで取得できる浮気の証拠を紹介いたします。

性行為やその類似行為の録音

法的に有効な浮気の証拠は、肉体関係を証明づけるものです。肉体関係を直接的に証明できない場合は、複数の証拠を組み合わせるなどの工夫が必要となります。

パートナーと浮気相手の性行為の場面を録音するのは難しいですが、例えば自宅にボイスレコーダーを設置した場合は音声を記録できる場合があります。

肉体関係を持っている証拠となる発言・会話

パートナーと浮気相手の会話内容の中で、明らかに肉体関係があることが示唆される内容があれば、それが証拠として有効な場合があります。

とはいえ、発言だけではあくまでも話をしていただけだと言い訳される可能性もあるので、証拠能力が低いと判断される際には他の証拠と組み合わせる必要があります。

親密な関係だとわかる会話

性行為や、肉体関係に関して言及した会話内容でなくとも、浮気相手と親密な関係であることを匂わせる発言を録音できれば、証拠として扱えます。

しかしこれは証拠能力が高いわけではないので、複数の証拠(例えば複数日に渡ってラブホ街を歩く姿の写真など)を用意する必要があります。

浮気を自白する際の録音

パートナーを問い詰め、浮気を自白させることに成功したら、その様子を録音しましょう。当の本人が浮気を認めていることは、裁判において有力な証拠になります。

発言を強要されたと言い逃れされないよう、自白の言葉だけでなくその前後も録音しておきましょう。

ボイスレコーダーでの浮気調査の注意点

ここまでの内容で少し触れているように、ボイスレコーダーでの浮気調査は違法になるケースがあり、またその他にも注意しなければならないポイントがあります。

ここからはボイスレコーダーでの浮気調査の注意点を解説いたします。

設置が違法になるケースがある

浮気調査のためにボイスレコーダーを使用する場合は、設置する場所によって違法性の有無が異なります。 ボイスレコーダーの設置が「違法」となるケースとしては、以下のような場所が挙げられます。

「違法」となるケース
  • パートナー個人の所有する鞄
  • パートナー個人の所有する衣服
  • パートナー専用の車
  • 別居しているパートナーの家
  • 浮気相手の家や車
  • パートナーの実家

自分の所有物および夫婦の共有スペースや共有物であれば、ボイスレコーダーを設置しても何ら問題ありません。一方、それらに該当しない場所や、パートナー個人が所有するものに設置することは違法行為にあたります。

たとえ夫婦であっても個人のプライバシーは尊重されるべきであり、鞄の中のようにパートナー個人が所有している物にボイスレコーダーを仕掛けることは違法となります。 また、別居しているパートナーや浮気相手の家に侵入してボイスレコーダーを設置した場合、プライバシーの侵害に加えて住居侵入罪にも問われる可能性があります。

違法行為によって得た情報は証拠としても認められないため、わざわざリスクをとってまで鞄の中などにボイスレコーダーを設置するメリットはないと言えるでしょう。

裁判で利用するには書き起こしを作成する必要がある

裁判での証拠提出に際して、録音や録画データそのものを裁判官が直接確認することは稀です。そのため、録音データの場合は、その内容を正確に書き起こした文書(反訳)を作成することが一般的に求められます。

音声の書き起こし

書き起こしの作成は、WordなどのPCのソフトウェアを使用するのが一般的です。近年は音声書き起こしのためのアプリも数多くありますが、使用する場合は最終的にはチェックし、うまく書き起こせなかった箇所をきちんとした文章に修正する必要があるでしょう。

地味ながら、時間と労力を必要とする作業です。そのため、この作業を専門業者に外注するケースも少なくありません。

特に、慰謝料請求などで一定の回収見込みがある場合、時間や労力の削減を考えて書き起こしサービスの利用を検討するのは一つの有効な方法です。ただし、外注する際は、個人情報の取り扱いや秘密保持についての確認も怠らないようにしましょう。

証拠能力が低い場合がある

ボイスレコーダーで録音された音声が、浮気を示唆する内容であったとしても、それだけでは証拠としての有効性が低いと見なされることがあります。音声だけでは、状況の文脈や発言者の真意が十分に伝わらないため、不確かなものと判断されることがあるのです。

そのため、音声証拠をより有力なものとするには、写真や動画、メッセージのやりとりなど、他の種類の証拠と組み合わせることが効果的です。

これらの追加証拠があれば、音声データに記録された会話の背景や状況を裏付け、証拠としての信憑性を高めることができます。裁判などの場で証拠として提示する際には、できる限り複数の角度から証拠を集め、総合的な評価を得られるように努めることが重要です。

浮気調査がバレる可能性がある

ボイスレコーダーの設置などを慣れていない人が行うと、相手にバレてしまう可能性があります。パートナーに見つからない場所にうまく設置できるのであれば問題ないのですが、これにはコツが必要です。もしボイスレコーダーを設置していることがバレてしまうと、以下のような事態を引き起こします。

POINT
  • 夫婦関係が悪化する(喧嘩になる)
  • パートナーが警戒して浮気調査がやりづらくなる
  • 離婚を要求される可能性がある

うまく設置できる場合は有効なボイスレコーダーですが、浮気調査が相手にバレてしまうリスクがあるので、注意が必要です。

自分で浮気調査を行うリスクについては、こちらの記事をご覧ください。

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相手にバレずに浮気調査したいなら探偵事務所へ

パートナーの浮気調査にはリスクが伴います。もしパートナーが実際には浮気をしていなかったり、調査がバレた場合、関係が悪化する可能性があるのです。不用意に自分で浮気調査するのはあまりおすすめできません。

このようなリスクを回避するためには、プロの探偵事務所や興信所に調査を依頼する方法が最も適切です。探偵は専門的な技術と経験を持っており、気付かれることなく確実な証拠を収集できます。また、探偵が収集した情報や資料は、慰謝料請求や離婚請求の裁判で証拠として利用することが可能です。

自力での調査は浮気の有無を確認する程度なら可能ですが、法的な手続きに進む場合は、探偵に依頼する方が効率的で安全です。

記事監修者
鷹の目探偵事務所 編集部
この記事は鷹の目探偵事務所編集部が企画・執筆いたしました。 ※本記事は公開日時点の法律に基づいて執筆しています。 本店所在地:東京都豊島区南大塚3-54-3山内ビル301 住所:東京都中央区日本橋人形町1丁目15番6号5番街共同ビル301

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